bo-bo-記 rec.0105 01.03.02



小林信彦さんにならって、『極私的二十世紀に観た洋画ベスト100』の邦画篇をやろうと思ったけれど。洋画に比べて邦画はあまり観ていないことに気がついてしまったので。ベスト100はやめてベスト50にしてみました。というわけで、『極私的二十世紀に観た邦画ベスト50』。いってみましょうか。」
  


01 「野良犬」

1949年製作 監督:黒澤明 出演:三船敏郎、志村喬、木村功、淡路恵子

とにかくカッコイイ。日本映画においてカッコイイという表現が一番あてはまるのはこの映画でしょう。ファースト・カットから、もうタメ息の連続。まだ観ていない方はぜひ観るベシ。けっして損はないと思いますよ。

02「東京物語」

1953年製作 監督:小津安二郎 出演:笠智衆、東山千栄子、原節子、山村聡、杉村春子、三宅邦子、香川京子、東野英治郎

小津安二郎の名作。黒澤監督の作品は“傑作”と呼ばれ、小津は“名作”と呼ばれる。それは、「野良犬」という作品を作った人間と、「東京物語」という作品を作った人間の違いだと思います。僕としては表現者としてだったら、できることなら小津のように生きて、黒澤のような作品を作りたいと思っています。おお、なんという贅沢。

03「七人の侍」

1954年製作 監督:黒澤明 出演:志村喬、宮口精二、三船敏郎、加藤大介、木村功

日本映画の中で一番俳優が生き生きして見える作品。脇の方の役者さんまですべてソコに生きている。黒澤マジックここにあり。 でもこの映画、役者のテンションが高いためセリフがとても聞き取りずらいのです。僕はその荒っぽさがが好きなのだが、セリフをキチンと聞き取りたい人には英語の字幕スーパー版でご覧になることをお勧めします。
バカヤロウ!とかいうセリフがFUCK YOU!とでます。

04「浮雲」

1955年製作 監督:成瀬巳喜男 出演:高峰秀子、森雅之 原作:林芙美子

ああ、せつない。ああ、やるせない。やるせ巳喜男。日本映画で一本と言われたら、これかな。 高峰秀子は美しすぎる。

05「幕末太陽伝」

1957年製作 監督:川島雄三 出演:フランキー堺、左幸子、石原祐次郎 脚本:今村昌平 音楽:黛敏郎

川島雄三はさんざん迷ってコレ。彼のことを書いた藤本儀一(何本か川島作品の脚本を担当)の「いきいそぎの記」は、これまた名著。
このとき録音を担当していた橋本文雄さんの名著「ええ、音やないか」の中でこの映画の録音の凄さが語られています。
川島雄三監督の歪んだ視点で作られた作品、表現者としての歪んだ生き方は、この後、今村昌平、浦山桐郎をかすめ神代辰巳で終わってしまった。なんとも寂しいかぎりでゲス。

06「隠し砦の三悪人」

1958年製作 監督:黒澤明 出演:三船敏郎、上原美佐、藤原釜足、千秋実 美術:村木与四郎 

ああ、おもしろいおもしろい。これを越えるエンターテイメント作品がいまだに作られないのはナゼだ。 それにしても、上原美佐はこの映画にぴったりのお姫様でした。

07「おはよう」

1959年製作 監督:小津安二郎 出演:笠智衆、三宅邦子、久我美子 音楽:黛敏郎

小津映画のユーモアはあくまでホノボノとしている。でも作品の底辺に流れるテーマはとても冷たくて重たい。「おはよう」なんてサワヤカそうに言ってもそこはかとなく虚無感が・・・。

08「悪名」

1961年製作 監督:田中徳三 出演:勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒、中田康子、水谷良重原作:今東光 撮影:宮川一夫

作品の中の勝新には明るい華がある。落ち込んでるヤツを蹴飛ばして励ましてくれる優しさがある。たとえパンツの中に何かを隠していても、それは作品とは関係のないこと。日本のファンはそこらを履き違えていると思う。その人とその作品とは、どうか別 に考えてほしいものです。 田宮二郎のスカジャン姿に憧れたものでした。

09「天国と地獄」

1963年製作 監督:黒澤明 出演:三船敏郎、仲代達矢、山崎努美術:村木与四郎

この時代に日本映画で出来得る全ての事を詰め込んだ作品。今観てもワクワクドキドキいたします。 特に横浜のどや街のところは秀逸。

10「わんわん忠臣蔵」

1963年製作 監督:白川大作 原作構成:手塚治虫

テレビで何度も何度も観たアニメーション作品。そのたびに何度も号泣。
テーマ曲はいまだに口ずさめるゾ。〜すすーめ、すすーめ、シッポを上げて〜

11「拝啓天皇陛下様」

1963年製作 監督:野村芳太郎 出演:渥美清、長門裕之、左幸子音楽:芥川也寸志 撮影:川又昴

幼稚園のころこの映画を観て、天皇陛下のこと、朝鮮人差別のこと、汚穢屋のこと、若い娘がレイプされること、いろいろ知りました。
藤山寛美、小沢昭一、みんな名演技で面白い。もちろん渥美さんも。

121964「続・拝啓天皇陛下様」監督:野村芳太郎 出演:渥美清

たぶん、宮城まりこと夫婦になるのはこちらだったと思う。だとすると、最後フラフラと飲み屋のあたりを歩いているのはどっちだ。そういえば、赤ちゃんをオンブして夕日の中を歩くのがラストシーンだったかな。正と続の記憶がごっちゃになっていて申し訳ないが両方面 白いので勘弁を。

13「赤い殺意」

1964年製作 監督:今村昌平 出演:西村晃、春川ますみ、露口茂 音楽:黛敏郎 撮影:姫田真左久

イヤーな感じの残る映画です。春川さんの演技、姫田さんのカメラ、西村さんの気味の悪さ、絶品です。

14「飢餓海峡」

1964年製作 監督:内田吐夢 出演:三国連太郎、左幸子、伴淳三郎  音楽:富田勲

伴淳さんはこの作品で演技派に。三国さんのハングリーさ、左さんの貧乏臭さ、イイです。 高倉健はこのころから健さんです。

15「兵隊やくざ」

1965年製作 監督:増村保造 出演:勝新太郎、田村高廣音楽:山本直純

この作品のように、田村高廣という役者さんにはマジメ過ぎるがゆえに憎めないおかしさがある、そんな役がとても似合ってる、そう思いました。

16「赤ひげ」

1965年製作 監督:黒澤明 出演:三船敏郎、加山雄三、土屋嘉男、香川京子原作:山本周五郎

黒澤明のイイ映画時代はここで終わります。「野良犬」「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「天国と地獄」「赤ひげ」5本もエントリーしましたが。黒澤映画の名ラストシーン・ベスト3は「蜘蛛巣城」「生きものの記録」「どん底」です。

17「肉弾」

1968年製作 監督:岡本喜八 出演:寺田農、大谷直子、今福正雄、笠智衆

戦争が生んだ、馬鹿で純情な若い青年のお話し。寺田農、名演技。

18「仁義なき戦い」

1973年製作 監督:深作欣二 出演:菅原文太、金子信雄、松方弘樹、梅宮辰夫 脚本:笠原和夫

おお、癖のある役者がうじょうじょしてて、みんな恐くてイイゾ。欲が欲を生み欲によって死んで行く。誰が敵で誰が味方だかわからない。今の世の中みたいだ。個人的には有田という役を演じたこのころの渡瀬恒彦が一番好きだ。

19「仁義なき戦い・広島死闘篇」

1973年製作 監督:深作欣二 出演:菅原文太、北大路欣也、千葉真一

千葉真一をカッコイイと思ったのはこの映画が最初で最後だろう。
ラスト北大路欣也が死ぬところはあまりにも切ない。

20「赤ちょうちん」

1974年製作 監督:藤田敏八 出演:秋吉久美子、高岡健二脚本:中島丈博

秋吉久美子という女優さんはホントに不思議だ。決して上手くないのだがとてもウマイのだ。きっとテクニックはないのだが役を飲み込むのがウマイのだと思う。そういう女優さん少なくなったなぁ。 最後、生の鶏を彼女が食べるシーンは僕にとってトラウマになってしまっています。

21「男はつらいよ・寅次郎相合い傘」

1975年製作 監督:山田洋次 出演:渥美清 浅岡ルリ子 音楽:山本直純

寅さん映画の中の名作。笑って笑って最後に泣かす。浅岡ルリ子、よかったぁ。あの有名なメロンのくだりは何度見てもおかしい。

22「仁義の墓場」

1975年製作 監督:深作欣二 出演:渡哲也、田中邦衛、芹明香

渡哲也渾身の一作。芹明香との釜ヶ崎でのシャブを打ちながらのファックシーンは映画史に残ると思う。
深作作品は「仁義なき戦い」「〜広島死闘篇」に続き3本目のエントリー。

23「ゴッド・スピード・ユー!BLACK EMPEROR」

1976年製作 監督:柳町光男

あの伝説の暴走族ブラック・エンペラーを追ったドキュメンタリー。このころエンペラーの頭だった本間優二はその後俳優になり同じ監督の「19歳の地図」でデビュー。その子分のガムという少年も俳優になり、東映で岩城滉一主演の映画「暴走の季節」に出ていた。

24「青春の殺人者」

1976年製作 監督:長谷川一彦 出演:水谷豊、原田美枝子、内田良平、市原悦子 製作:今村昌平 原作:中上健次撮影:鈴木達夫 美術:木村威夫 音楽:ゴダイゴ

この映画にはテレビのケンちゃんシリーズでケンちゃんのパパを演じていた牟田悌三さんが出ていて、映画の中でオナニーシーンを演じていた。当時高校生だった僕たちは見終わったあと「ケンちゃんパパ、自慰してた」とつぶやいた。

25「ボクサー」

1977年製作 監督:寺山修司 出演:菅原文太、清水健太郎、春川ますみ脚本:岸田理生 撮影:鈴木達夫 音楽:J・A・シーザー

この映画のイイところは普通の東映映画に寺山イズムが入り込んでいるところだ。なにげない電話ボックスのシーンもカメラを引くと海の上なのだ。ね、おかしいでしょ。

26「赫い髪の女」

1979年製作 監督:神代辰巳 出演:宮下順子、石橋蓮司、亜湖、 阿藤海原作:中上健次脚本:荒井晴彦撮影:前田米造音楽:優歌団

数年前ロンドンに行ったときにアート系の映画館で神代辰巳特集をやっていてそこで十数年ぶりにこの映画を再見。この映画を初めて見た江古田文化という映画館とそのころの苦い出来事を思いだし、ロンドンで落涙。
場所がイギリスだったため英語の字幕がついていて、阿藤海さんの「あー!もう、めちゃくちゃじゃないかー!どうするんだよー!」っていうセリフが「OH!JESUS」のひとことで片付けられていて爆笑しました。

27「復讐するは我にあり」

1979年製作 監督:今村昌平 出演:緒方拳、三国連太郎、賠償美津子、ミヤコ蝶々、加藤嘉、清川虹子原作:佐木隆三 撮影:姫田真佐久音楽:池辺晋一郎

緒方さんはこの映画がいちばんイイのでは。三国さんとミヤコ蝶々さんの夫婦は不気味で怖い。清川虹子と小川真由美の親子も見事に恐ろしい。
原作はとても面白い。一読の価値あり。
今村映画は「赤い殺意」とこれで2本。

28「遠雷」

1981年製作 監督:根岸吉太郎 出演:永島敏行、石田えり、ジョニー大倉原作:立松和平脚本:荒井晴彦撮影:安藤庄平音楽:井上堯之

ジョニー大倉好演。石田えりの巨乳も好乳。ラスト永島敏行が歌う桜田淳子の「青い鳥」に涙、涙。

29「泥の河」

1981年製作 監督:小栗康平 出演:田村高廣、藤田弓子、加賀まりこ原作:宮本輝 脚本:重盛孝子 撮影:安藤庄平

この映画の撮影の一部がおこなわれた名古屋の中川運河は僕の故郷のすぐ近くにあります。この映画、なんといっても三人の名子役につきます。ああ、思い出すだけで胸が苦しくなる。そういえば、今は亡きマルセ太郎さんが「スクリーンのないロードショウ」でこの映画を上映していました。あの芸ももう見れないのか・・・。見ておいてよかったなぁ・・・・。ちなみにマルセさんも僕と同じC型肝炎でした、そういえば渥美さんもそうだ。ガンバロー。

30「の・ようなもの」

1981年製作 監督:森田芳光 出演:伊藤克信、尾藤イサオ、秋吉久美子

伊藤克信さんの素晴らしい演技にビックリ。森田映画は“サッパリ泣かす”これが一番イイかも。シントト、シントト。

31「TATOO<刺青>あり」

1982年製作 監督:高橋伴明 出演:宇崎竜童、関根恵子、下元史朗 撮影:長田勇市 音楽:宇崎竜童

イイゾ!竜童!!イイゾ!関根!!イイゾ!下元!!ついでに、イイゾ!宇崎とファックする女優さん!!イイゾ!鳴海役の男優さん!!
高橋伴明の最高傑作。男って、、、悲しい、、、、

32「さらば愛しき大地」

1982年製作 監督:柳町光男 出演:根津甚八、秋吉久美子蟹江敬三 山口美也子 小林棯持 撮影:田村正毅

山口美也子と小林棯持の豚小屋でのファック・シーンは日本の田舎の気持ち悪さがとてもよく出ていてと思う。秋吉久美子が歌う中島みゆきの「ひとり上手」には、くるものがあります。

33「台風クラブ」

1985年製作 監督:相米慎二 出演:工藤夕貴、三浦友和、大西結花音楽:三枝茂章

なんでもないお話しをなんでもなくドラマチックに見せてくれる。
工藤夕貴のあどけなさと三浦友和のさわやかさが心地よかった。

34「火まつり」

1985年製作 監督:柳町光男 出演:北大路欣也、太地喜和子、宮下順子森下愛子 脚本:中上健次 撮影:田村正毅 

う〜ん。こわい映画だね。僕はある意味中上健次はベルイマンだと思っています。おすぎはこの映画を旧約聖書というけれど、僕はあくまで日本神道だと思う。
太古の昔から人は神に近づきたがり、そして潰される。グシャ。
木々を撮るらえる田村正毅のカメラとラストの森下愛子の表情が印象的。
「ゴッド・スピード・ユー」「さらば愛しき大地」に続き柳町作品は3本のエントリー。

35「TOMORROW/明日」

1988年製作 監督:黒木和雄 出演:南果歩、佐野史郎 原作:井上光晴 撮影:鈴木達夫

南果歩と佐野史郎の夫婦がみずみずしく。原爆の落ちる前の日の長崎の日常を映画は描く。ラストの音楽がよかったので、「サントラはないのですか」と尋ねたら、発売していないそうだ。関係者に聞いたところジャルジュ・ムスタキが作ったそうで、どなたか曲名をご存じの方教えてください。
これのテレビ版に僕は出演しました。

36「となりのトトロ」

1988年製作 監督:宮崎駿 

宮崎作品はどれを入れようか迷ったあげくコレ。五月とメイ、父と母。そこにからまる愉快な聖霊達。知らないうちに胸がジーンとしてきます。
キャラ的にはマックロ・クロスケが好き。

37「どついたるねん」

1989年製作 監督:阪本順治 出演:赤井英和、相楽晴子、大和武士撮影:笠松則通

この映画の助監をしていた前田哲さんに進められて見た映画。原宿のラフォーレ前に造られた仮設のドーム型の映画館で見た興奮は、初めて見た野外映画のようだった。見終わった後で出口にいた大和武士に握手をしてもらったのを覚えている。 助監の前田さんは今や大監督さんです。

38「ゆきゆきて神軍」

1989年製作 監督:原一男

奥崎謙三という男を追ったドキュメンタリー。ここまで踏み込むのかと、見ているこちらが引けば引くほどカメラは突っ込んで行く。奥崎さんより原監督に狂気を感じました。効果 音の使い方がよかった。

39「桜の園」

1990年製作 監督:中原俊 出演:中島ひろこ、白島靖代、つみきみほ原作:吉田秋生 脚本:じんのひろあき

女の子ちゃん達の物語は基本的に苦手なのだがこれは別。意外な深さにビックリ。女の子ちゃん達はみんなよかった。もちろん桜もキレイ。

40「死の棘」

1990年製作 監督:小栗康平 出演:松坂慶子、岸部一徳 原作:島尾敏雄撮影:安藤庄平

映像にしにくい島尾敏雄の私小説を見事映像化。松坂慶子、岸部一徳がすさまじい夫婦を狂演。
9年後、初の舞台化を僕たちが実現。さりげなく自慢してます。
小栗監督は「泥の河」とこれで2本エントリー。

41「3−4X10月」

1990年製作 監督:北野武 出演:小野昌彦、石田ゆり子、ダンカン 撮影:柳島克己

北野映画ではこれが一番好き。
柳ユーレイ(小野昌彦)はもっと評価されてもよかったのでは。日本映画での俳優の評価はちょっとズレていると思う。大杉漣さんが「HANA−BI」でアカデミー助演男優賞をもらったが、大杉さんにあげるんだったら「ソナチネ」であげてほしかった。もし「HANA−BI」で助演を選ぶのだったら薬師寺保栄でしょう、やっぱり。

42「橋のない川」

1992年製作 監督:東陽一 出演:高岡早紀 原作:住井すゑ撮影:川上浩市 音楽:エルネスト・ガブール

どうしようか迷ったけど結局入れてしまった。川上さんのカメラの美しさと、音楽にエルネスト・ガブールをもって来てそれが成功していることを評価しました。

43「ソナチネ」

1993年製作 監督:北野武 出演:ビートたけし、寺島進、大杉漣 撮影:柳島克己 音楽:久石譲

映画としては「3−4X10月」で、作品としては「ソナチネ」が好き。死ぬ ことしか考えていない北野監督の頭の中にシンパシーを感じた。子分役の寺島進さんがとってもよかった。

44「トカレフ」

1994年製作 監督:阪本順治 出演:大和武士、佐藤浩市 撮影:石井勲音楽:梅林茂

阪本映画にいちばんよく似合う男は大和武士だと思う。いつまでもズーッと大和武士を主役にして撮り続けてほしいと願うのはオラだけか。
「どついたるねん」とこれで阪本作品は2本。

45「水の中の八月」

1995年製作 監督:石井總互 出演:小嶺麗奈 撮影:笠松則通

「火まつり」やこの映画のように日本の神的(巫女的)要素が強い映画はなかなか受け入れてもらえない。「火まつり」の山の木々(神々)と、この映画の博多の山笠の感じが同じベクトルで僕の神経を突く。どこかに飛んでいきそうになる、そんな映画。

46「ハル」

1995年製作 監督:森田芳光 出演:深津絵里、内野聖陽

メールという小道具を使った森田芳光の名作。比べちゃいけないがアメリカ映画の「ユー・ガッタ・メール」なんかより全然イイ。そういえば、竹下宏太郎という役者を知ったのもこの映画でした。
森田映画は「の・ようなもの」とこれで2本。

47「復讐2〜消えない傷痕」

1997年製作 監督:黒沢清 出演:哀川翔、菅田俊

黒沢清監督から1本とおもいコレを選びました。哀川翔と菅田俊が車でグルグルしながら喋りまくる長〜いシーンは秀逸。壊れてしまった悲しいヤクザの親分役を菅田俊が好演。

48「ラブ&ポップ」

1998年製作 監督:庵野秀明 出演:三輪明日美

ラスト、フォークの名曲「あの素晴らしい愛よもう一度」がかかり、しまった!と思い、川の中を出演者の女子高生達がルーズソックスをジャバジャバにしながらもただひたすら歩く姿に、気がついたら涙が流れて、再び、しまった!!
何度も、しまった!と思った映画でした。

49「雨あがる」

1999年製作 監督:小泉堯史 出演:寺尾聡 宮崎美子

黒澤明映画から監督黒澤明の魂だけ残し、天皇黒澤明の存在をひくと。「雨あがる」という軽くてさわやかな深い映画が出来ましたとサ。
音楽の佐藤勝さんの遺作。

50「ナビィの恋」

1999年製作 監督:中江裕司 出演:西田尚美

沖縄という土地を舞台にした作品はたくさんあるけれど、これがいちばんイイ。登場人物がみな愛らしい。日本映画ではだしにくいテイストをがんばってだしている。マイケル・ナイマンの音楽が久しぶりにいい。

次点「博多っ子純情」

1978年製作 監督:曽根中生 出演:三石研 松本ちえこ

以上、邦画ベスト50でした。
フー、疲れた。洋画に比べて邦画というのは同じ日本人としてその物語の匂いまでわかってしまうため、なかなかその虚構の世界に入り込めません。そのためどうしても足が遠くなってしうのです。やっぱり映画は虚構に連れて行ってくれないと・・・・。
しかし、本当にオラの趣味は暗い・・・。

 

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