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bo-bo-記 rec.0108 01.03.25 「梅子の春」 |
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苦しいと思うのです。ツライと思うのです。怖いと思うのです。だって、死を受け入れようとしているのですから。もの凄いことを彼女はしているわけです。そんな梅子に比べればオラの悩みなんぞホンの小さなことなんです。だってオラは今すぐ死ぬ ことはないのだから。でも、オラはバカだから梅子の前でシクシク泣くばかりで何も出来ないのです。というよりわからなくなってしまったのです。何をしたらいいんだろう。何をすればいいんだろう。生活が困窮していくのに、ただ立ちすくみ泣いてばかりいる中年はあまりにもカッコ悪いし、みっともない。去年はとにかく仕事が出来るようになるまでキチンと身体を直そうと頑張りました。そしていろいろ頑張って、まあ以前のようには行かないけれど、細君と子供達とほんの近しい友人に助けてもらって、なんとか動ける身体になりました。そして一年が経ち春が来ました。そしたら今度は仕事がなくなっていました。経った一年の月日が、高校に入る娘の授業料も払えないくらいの有り様になっていました。情けない男です。情けない男ですけど、生きています。でも若い梅子は死んでいくのです。まだ6年しか生きていないのに死んでいくのです。動物は立派です。キチンと自分を受け入れて、いま何をすべきかちゃんとわかっています。でも人間はどうでしょう。いま何をすべきで、何をしていくことが自分達の未来につながって行くのか、それをわかっている人っているのでしょうか。もちろん、わかったフリやわかっていると思い込んでいる人はいると思います。でも、それはやっぱり思い込みや自己暗示のレベルだと思います。もっと確信めいたモノがほしい。人生、確信犯でありたい。そう思います。ムリかもしれないけれど・・・・・・・。 春です。頭が壊れそうです。訳が分からないことをだらだらと書いています。でも、こうしているあいだにも梅子の身体は“死”に一歩一歩近づいて行くのです。誰かに止めてほしいけれど誰にも止められないのです。 春です。暴力の夏、感傷の秋、孤独の冬、そして狂気の春です。あまりディ−プにならずに梅子の“死”を見届けてあげたいと思います。たぶん梅子にとっては最後の春になるでしょう。そして、その日が来たら。庭に咲く梅の花の下にそっと埋めてあげようと思います。 梅子の梅、梅子の春。 消し去ることのできない出来事が。
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