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bo-bo-記 rec.0117 01.04.24 「映画感想文『あの頃ペニー・レインと』」 |
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ウィリアムは母と姉の三人暮らし。飛んでる姉はある日、家を出る。別れ際に姉が言う、「ベッドの下を覗いてごらん、自由があるから」 そこを覗くと、隠れていたのはロックの名盤たち。ストーンズ、ディラン、etc.ロックの洗礼を受けたウィリアム少年はロック評論家をこころざすことに。ある日、コンサート会場でバンドの“入り待ち”をしていると、そこへジャニス・ジョップリンばりの格好をした“追っかけ”の少女が現れる。 「名前は」 「いまのこの子(弟)には、わたしが必要みたい」 姉は弟にそっと手をさしのべる・・・・・・・・。 話はざっとこんな感じだが、とにかくキャメロン・クロウの演出がイイ。胸キュンのツボを心得ている。バカみたいに語り過ぎず、ほどよく緩急があり、ロックの歌詞のような短くてイイ台詞をところどころにちりばめてある。そして切なく落とすところはキュンと落とす。このキュンと落とすところがニクイ。日本人にはとうていできない技がそこにはある。僕はアメリカ人のこういうセンスに拍手を送りつつも、ものすごい嫉妬を覚えてしまう。なぜ僕たちにはあのセンスがないのだろうか・・・・。僕がやろうとするとキット泥臭くなってしまいキュンがギュンになってしまうだろうキット。人々が絶対一度は通 るあの胸キュンの頃。全てが輝いて見えるあの頃。振り返っても、もう二度と帰ることはないあの頃。人間はあの頃を美化しながら後の人生に折り合いをつけて生きていく。悲しいかな・・・。主演のウィリアム少年を演じるのは新人のビリー・クラダップ。難しい役どころをごく普通 に好演。同姓の男がみても爽やかで可愛い。ペニー・レインにはあのゴールディ・ホーンの娘ケイト・ハドソン。小悪魔敵で可愛い不思議な魅力は母親譲り。この先が楽しみな二人である。音楽はナンシー・ウィルソン。サントラ盤を買おうとしたら売り切れだった。もちろんプログラムも売り切れ。イイ映画の証拠である。嬉しい。終わった後、娘たちに聞いてみた。 「どうだった?」 「よかったよ、せつなくて。胸キュンだね」 映画の主人公と同じ時期を現在過ごしている彼女たちにとっても胸キュンは胸キュンらしい。この胸キュンを僕は他の言葉でいいたいのだが見当たらないのが悔しい。この世の中で胸キュンという言葉を初めに使ったのはどこの誰だろう。今度ゆっくり調べてみよう。 next rec. |
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