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◎「ハリウッド・男たちの物語」著:井上一馬(光文社)
この社会がどんなに愚かで恐ろしいのであるかということを映画のなかで描いても、状況を変えることはできない。観客の多くは肯定的な物語を好み、現実に否定的な映画は好まないのだ。byジョージ・ルーカスP86
N:わかっちゃいるんだが、ついつい現実に否定的な作品を僕は創ってしまう。きっと、これが最後、と思って造るので、どうしても自分の好きな傾向の作品にしてしまうのだろう。もっとモノ造りに対して先が見えていれば、今回は肯定的な作品を、とかってできるのだが・・・・・。
◎「AV女優」著:永沢光雄
ほんのちょっとだけの才能というものは、人間をどうしようもないところまで追い込む。P187
N:よく言いますよね、そいつを駄目にしようと思ったら褒め殺せばいいって。
ガンと離婚と名器って遺伝なのね。P211
N:だとしたらもっと世の中に名器の子がいてもいいんじゃないかなぁ。オラも巡り逢いたい。
−なぜAV女優になったの? 「自分っていう人間がいたことを、どこかの誰かにいつまでも覚えておいて欲しかったから」P506
N:表現者の基本姿勢です。
「競輪場なんかで穴場に並んでると、横にいるオッちゃんが言うのね。なんっで、俺たち田舎もんが買う馬券ばっかし来ないんだべなあ、って。なまってんのね。で、“俺たち”って、もうこっちもその中に入ってんのね。一緒にされたくないなあ、と思いながらね。でも、オッちゃんから見るとこっちもおんなじようなもんなのね、きっと」P637
N:一番上言葉以外の三つはAV女優のお言葉。ウーン胸にきますね。
◎「消えたマンガ家ダウナー系の巻」著:大泉実成(新潮OH!文庫)
描き込む絵は誰でも描けるじゃないですか。省けるものをどれだけ省いていっても、その絵が生きていさえすればいい、ということだったんでしょうね。描かないで見せられれば一番いいという考え方になっていたんです。P33
N:マンガ家ちばあきお氏のアシスタントを勤めたことのある高橋広氏が語った言葉です。
表現者はシンプルに取り付かれるとヤバイ。結局は“生と死”しかなくなるから。
目玉親父「あっ、鬼太郎は、生きているぞ!親は、子が、木になっても、生きていれば、うれしいものだ」目玉
親父の目から、一筋の涙が流れた。P38
N:何度読んでも泣ける。水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』講談社コミックス・第一巻「吸血木」編より。
「僕は彼女には悪い印象は持っていないんです。弱い人だったんだろう、と。ただ、世間とは彼女が思っているよりずっと暴力的な側面
を持っています。そこに引きずり込んでしまった。パーティーなどで人間関係が広がっていく度に、彼女は傷ついていったんでしょうね。
きっと彼女は、他人とちょっと深くつき合うと、いつのまにか相手が敵になってしまうような心の構造を持ってたんじゃないでしょうか。少しでも好きになった人とつき合うと、その過程で必ず深く絶望してしまう。そういう構造を持っていたのかもしれないですね。」P73
N:山田花子さんのことを『ヤングマガジン』で担当だった吉田さんが語った言葉のひとつ。
山田花子は、マンダラを拒絶したのだ、と思う。自分に対して、矛盾や妥協を許すことができなかった。P83
N:なんだか言葉がないよ。今のオレには。。。。。
まあ僕は“火の玉小僧”だったんですよね。自分自身の温度が上がってるもんだから、皮膚の温度がわからないんですよね。全然熱くないじゃないかみたいな。P117
N:鴨川つばめのインタビューからの抜粋。こういう感覚になってるときっていうのは、大体において神経のどこかが壊れ始めています。
人間は神様のことについては何も知らない。P131
N:神様のことだけじゃなく、結局僕は何も知らない。
◎「昼寝主義」著:沢野ひとし(本の雑誌社)
愛がなくても情が残るから「愛情」というのだ、と言った知人がいたが、夫婦とはそういうものなのかもしれない。P23
N:そうかもしれない・・・・。
この数年、子供たちが大きくなって家族で旅行に出かける機会がなくなり、なんだかみんなが自分勝手に生きているようで、ふとつらくなる時がある。P215
N:この「昼寝主義」という本。ちょっと面白いです。プチ「死の棘」の趣があり。ちょっとツライけど、それがイイ。
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