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絵の版権について
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絵画やアニメキャラなどの版権とは?知っておくと...いつの日かWeb作りに役立つかも..?
■版権とは?

 著作権は、権利の束といわれる*権、**権...の集まりで、版権も著作権の一部です。 本にして出版する、キャラクターグッズを作って売るなどの権利で、 著作権の中から、それだけ分割してだれかに売ったり、ゆずったりできます。

 著作権はその絵や音楽などの作者の死後70年(今は50年ですが70年に移行の予定)で 切れますので、版権も作者の死後70年でなくなります
 版権(著作権)がきれたあとの古い絵を、美術館などの持ち主に無断で、ホームページに のせても問題はありません。

 ○判例○
 これは「顔真卿自書建中告身帖事件」(S.59,読めん...^^;)という、 有名な最高裁判決があって、、「著作権ぎれの美術品は、人類の財産で あって、所有者のものではない」「著作権ぎれの美術品が、所有者に断らないと 何もできないのでは、著作権保護期間の意味がない。」と、高らかに?宣言してくれて、 これ以降、著作権ぎれの絵は 自由に利用ができるという解釈が、少なくとも日本では、定着しました。

 →[モナリザをホームページにのせていいか?]


 しかし、そういった著作権ぎれの絵や写真でも、たとえばセピアに彩色して周囲をぼかすなど、 加工すると,その時点で新たに著作権が発生します。 その加工者の2次的な著作権は、普通に保護されるので加工者の死後70年まで保護されます。 つまり、 著作権の一種である版権も、加工者の死後70年まで保護されます

  また、著作権ぎれの絵や写真でも、本の形で出版する(カードに加工も入る)と、 そこで「編集著作権」が発生します。編集著作権は、普通は出版社という法人が所有しますね。 編集著作権には、もちろん版権も含まれています。 法人が著作権を所有する場合、その著作物が公表(発行)されてから70年間、保護されます。出版社の版権も、その本の発行後70年保護されるわけです


■出版と版権

 さて出版にまつわる重要な権利「版権」は、かなりややこしいです。 一般に、出版社が、その記事、絵、彫刻などの所有者に、誠意をみせる形で 管理されることが多いようです。

◇古い絵画の持ち主の権利
 多くの古い絵画は、作者が死んで70年以上たっているので、自治会のチラシに 使っちゃおう!といえば、使えるわけです。ルーブル美術館所蔵だろうが何だろうが、 著作権法上は、利益が出ない利用なら無断で使っても問題ありません。

 ただしご注意!たとえ作者が死んで何億年たっても、絵の持ち主には「所有権」が あります。ですので、版権ではなく「所有権」を行使し、 絵を直接撮影させてあげて本にのせるとき、その本からロイヤリティを請求する場合が あるのです
 また、著作権法にも、利益がでる利用をしている場合は、 その絵の持ち主が、差し止めをする権利が認められています。

 しかーし!この所有権の行使は、あくまで「直接」絵の持ち主と契約した出版社だけ にできるもの。その絵を本で見てホームページにのせた 人とか、スライドにした人など、間接的な使用にはぜんぜんきかない のであります。間接的利用は、先の最高裁判決のとおり、フリー です。

→[美術品の権利]

 この所有者が「所有権を行使した場合」が、ときどき絵の持ち主の 「版権」とまちがえて表現されることがあるので、 ややこしいのであります。しかし何権っていう名前ないからなあ。 著作権である版権でないことは 確かですが.....「使用権」っていう感じかなあ?

 出版社などが支払う「使用料(仮称)」は、いまのところ、 もう持ち主の言い値に近いです。大英博物館さまは1枚1万円くらいだし、 どこかの仏像はそれの何倍ものお値段とか....。


◇古い絵画がのってる本の出版社の権利
 本やカードなどの出版社には、前記のとおり編集著作権があります。今のところ、 本全体の構成などの権利で、単品の1枚の絵には影響しないといわれています。
 しかし、通常は、出版社への礼儀として1枚の絵でも、使用する場合は許可を とります。その理由は...
 (1)絵を本物そっくりに、美しく印刷するのには、相当な技術がいるので、 これをオリジナリティと考えてもいいんじゃないかな?
 (2)出版社は、上記の利益が出る利用の特例の関係上、その著作権ぎれの絵の 持ち主に許可をえているか、あるいは使用料を払い、 新たに撮影しなおしていることがほとんどだから。

 編集著作権によって出版社がもつ版権も、法人作成の著作物と同じで、 会社の死後70年じゃなくって、 その著作物の公表後70年保護されます


◇古い絵画の作者の子孫の権利
 何度もいうようですが、版権は死後70年できれるので、それ以降は 権利がありません。絵をもっていれば、販売差し止めの権利 (使用権(仮称))がありますが...。



■ホームページ上の版権?■

◇デジタル化権◇
 まるっきり解釈がまとまらなそうなのが「デジタル化権」というものです。
 最初は、写真やビデオなどのアナログ資料を、電子化する権利とされて、 写真家などから買い取られていて、これがデジタル化権その1でした。 時代は1992-1994年くらい。
      ↓
 ところがその後、「デジタル化した人に与えられる2次著作権」という解釈に変貌。 そのころはデジカメがなく、スキャナーも高くて、美しいデジタル化は むずかしかったのです。これがデジタル化権その2.
      ↓
 しかーし!現在メガピクセルのデジカメをだれもが使えて、スキャナーも安くなって、 美しいデジタル画像がだれでも作れる時代になりました。いやもうあっという間に。
 当然ながら、上記のデジタル化権その2は、陳腐すぎ(^^;)。その1の方も、 何しろ遊びにいってデジカメでパシャ!で、もう立派な画像できちゃうもので、 どこの複製から画像が作られるかわからないのに、高い料金でデジタル化権を 買う人も少ないし、あまり言われなくなってきました。
      ↓
 現在、「一般にデジタル化権はみとめられていない」というのが、著作権法学の 解釈のようです。ただ、著作権審議会で検討中じゃなかったっけ。
 つまり、デジタルの世界でも普通の著作権法でいってください ということみたいです。


◇ホームページ上での利用
 ホームページの場合でも、現実?の世界と同じですね。 著作権、所有権、持ち主の販売差し止めの権利に抵触するな!...が利用条件
私が使っている基準は次のとおり。

 ・お金はとらない。
   (↑販売差し止めの権利、所有権両方をクリア)
 ・作者が死んで70年以上たっている。
 ・自分で撮影した写真に写っているか、
 ・自分で購入した絵はがき、ポスターにのっているか、
  (↑編集著作権クリア。単品には通常生じない&親告罪)
 ・出版後70年経過の古本にのっている、のいずれかである。
 ・著作者人格権(切れてるけど)の保護のため、作者名を記載できる。

 ・ディズニー製品のように、古いけど現役で販売されているものは除外。
   (絵を加工して、2次著作権をせっせと毎年発生させてるので、版権はきれてない!)
 ・所有者の美術館などが、異様にウルサイとこは除外。
   (さわらぬ神にたたりなし、法律で勝っても、トラブルはめんどくさいもんね)

 ・所有者が、その絵などの加工品を売って生計をたてている場合は、その商売に影響しない こと。(画質は若干落として掲載しています)


■がんばる所有者■

 著作権ぎれの美術品の所有者にとって、万国著作権条約にもとづいている 今の著作権法は、権利をあまり主張できず、おもしろくないもののようです。
 よって、持ち主の権利を主張できる、さまざまなワザが使われてます。 持ち主なんだから、いいんじゃないでしょうか、と私は思いますが(^^)。 一番下の例をのぞいては。

 *絵を隠して見せない。または見せてあげるけど、見物料をとる。
 *写真撮影不可にする。
 *絵はがきを作って、絵はがきに編集ということで(C)マークをつける。
 *デジタル画像にして、デジタル加工ということで(C)マークをつける。
 *色を変えるなど加工して、加工したことで著作権を発生させ、自分の 著作物にして(C)マークをつける。
 *著作権ぎれだし加工も何もしてないけど、自分が持ってるから(C)マークをつける。
   (ちょっとまてっおい!違法だ!!)


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