占星術師
・現代の占星術師は、並の天文ファンよりも天体力学に詳しい。
・日蝕、月食、天体の時角、年周運動のしくみを、ほぼ完璧に理解している。
・同じ人を占っても、国や流派によって意見が異なる。
・近代になって発見された冥王星などの新天体に、いつのまにか
性格ずけをしていて、違和感なく占いに加えられる強い心臓を持つ。
・マヤ暦、ケルト暦などあまり知られていない暦を、素人にわかりやすく
説明する能力は、天文・国文・歴史学者より上。しかもほとんど間違いがない。
・実際の星はあまり見ない。
・おそらくルネッサンスの占星術師も同様だったであろうと思う。
船乗り
・船に酔わないすごい人。
・でも嵐のときは酔うらしい。
・アルバイトでも、甲板作業を行うなら船員手帳を持っている。
・漁船でもボートでも豪華客船でも、少なくとも1名の船長(海技士・航海)、1名の機関長(海技士・機関)がのっている。しかし、それら以外の船員は免許なしでもなれる。雇用されていればすべて船員...といのが、船員法の定義らしい。
・つまり船上勤務ならウェイトレスでもダンサーでも船員手帳がとれる(でも普通とらない)。
・海技士なら、どんな風向きでも、船を前進させるように帆をはれて、
海図、標識、GPS,衛星、星そのたを総合して、航路を出せて、海流と風と、荒天の時の機関室の守り方を知っている人...のはず。
・18世紀以前は、GPSがないのはもちろん、まともな海図がなかった。船は速度測定と天測のみで
航海したわけで、船乗りは天文、気象、地学にそうとう詳しくなければ命があぶなかった。
・意外と錨にウルサイ。
・主機の、蒸気タービン、ディーゼル、ガスタービン、ガソリン、
ディーゼル発電電動、もしくはレシプロの利点欠点をよく知っている...というか、
語らせると長い。
・練習のため大型帆船にのると、よい風や安らかな海より、風向きがなるべく変わらないこと、
を海の神様に祈る。
・密かに、ちょっと船長になってみたいでかい船、というのがある。空母...
ダイヤモンドプリンセス....クルゼンシュテルン...etc.
・偶然であったまんぼうを引き上げようとしたことがある...しかしおそらくは
失敗したはず。手は血まみれ。テキは超サメ肌で、装甲も厚いのだよ。
船員手帳取得方法
・一度もらうと、運転免許・保険証と同じくらい強力な身分証明書になる。
・本籍入り住民票か謄本、船会社との雇用証明書、指定病院による船員用健康診断書、
員手帳交付申請書、写真2枚と料金分の収入印紙、(未成年の場合親の許可書)、以上を運輸局の支局か指定の市町村に提出する。
天測
・船のいる場所をしるために、天体の高さを測って色々計算し、すばやく現在位置をもとめること。
・いるのは六分儀(ない時代は航海アストロラーベでも)、天測暦、紙。
・赤経赤緯が判明している2つの天体を測るか、昼間の場合は時間をあけて
太陽の高度を2回はかる。
・ある時刻に、ある天体が、その高度にみえる観測場所というのは、
円上のどこかになる。その円はとても大きいので、地図ではまあ直線で
あらわしてよい。それを位置の線という。
・2天体、あるいは1天体を時間をずらして2回測ると、位置の線は2本になる。
その2本の交点に船がいるわけである。
・簡単そうだが、精度よく計算しないと、位置の線の幅がひろがって
実用にならない。そのため、太陽高度の測定のさい、海面から観測場所まで
の高さ(眼高差)、大気の屈折による大気差(気温と海水温で変化)などの補正を
必ずいれることと、3回測定してその平均をとること。
・観測が終わったらなるべく大急ぎで計算して、位置をだす。なにしろ計算している間に
船はどんどん動いていってしまうのだから。まあ30分以内かなあ。
・しかし実際やってみると....むずかしい。私は初めての演習時には、計算が終わったのが
4日後であった。しかも実習生ごとに出した船の場所が....南は沖永良部島から、北は朝鮮半島、
樺太まで(観測場所は全員同じ)。
教官「キミたちが航海士だったら、まちがいなく遭難だな。」おっしゃるとおりで。
アストロラーベ
・星座早見というより、天体出没および太陽の赤経赤緯早見装置。
・地平線と高度方位が土台の円盤に描かれ、上にのっている回転する
円盤が星図である、というところが、今の星座早見盤と逆。
・地上からあおいだ星空ではなく、神様か宇宙人になって、空の上、
天球の外側からながめた、裏返しの星図を使っている。
・そのため東西が逆に描かれ、日周運動も逆なので、ものすごい違和感。
・北が正面である。南天はほとんどなくて、北極星のあたりの北の空の様子が
描かれているのも、さらにへんなかんじ。
・これを使って星座はぜったいさがせないぞ。
・太陽が何座にあるかとか、何座がちょうど地平線上だとかを知るにはよい。
・裏面で三角関数も計算できたりする。
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◇アストロラーベ
■分解したアストロラーベ
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