みんなで成仏しましょう?死後に物語が展開する、変わったRPG。
絵柄がまずびっくり。19世紀の芸術家が描いた絵本みたい。
すべての場面が美しい。すべての音楽が雰囲気がよく作品とあって、
いい。ヴァルキリーの声がいい、短い台詞がいい、キャラもいい、
必殺技がみんなきれい。キャラの動きも軽快。
個人的にうれしいのが、横スクロールで1次元アクションになっていること。
かなりこれでアクションヘタは楽になるのです。
考えられるRPGの要素ほとんど全部がいい、名作と思います。
そして、物語は...これがヴァルキリープロファイルの、最もいいもの
なのでしょう。奥が深くて、こっています。
成仏させるキャラは、死ぬまでの物語が描かれる。その
物語はいずれも、人間らしく、悲しい。救いがない話がほとんど。意味の無い戦争を
続ける人間...その中でささやかな幸せを求めようとする人々。
何かのために立ち上がる勇者たちは、その願いはかなわず、多くは
悪者の手により死んでしまう。結果、ことの元凶は解決されない。
でも、それこそが...人間なのである。
ヴァルキリーであるレナスの仕事は、アース神族のために
人間の死者を天界に送ることなのだが...この仕事内容自体に
疑問をもたないと、物語はベストエンディングにならない、
というか、作品にならないのだ。
この今だかつて無いエンディング条件は、攻略本なしでは、よほど深読みしないとわかんないぞ(^^;)!
記憶をとりもどしていくレナスと、死者である勇者?たちは、
悪者たち・強者たちが最後に笑うかなりひどい人間界を、
それでも守ろうとする...
しかしこのゲーム、物語を追う前に、画面の美を追ってしまう。
つまり、背景が抜群にいい。特に亡失都市ティバンと
精霊の森は、この美しい景色の中ヴァルキリーを動かしているだけで幸せだった。
深い森のいりくんだ木々、入り込む日差し、下草。これは実際に森に入って見て
描いたのではないでしょうか。
|