空更新ついでにやらかした血迷い企画
僕の描き方手順-SAI編-
とりあへず完成形はこれで。

というワケでまずラフからスタート。

キャンバスが全部見える大きさで一通り気が済むまでごちゃごちゃと。
粘土細工をこねるようにとはよく言ったもので気の向くままに描いたり消したりします。
こういうバストアップのときは初めから服着せてる場合が多いかな。
全身の場合は身体のライン描いてからって場合がほとんどです。
いや決して趣味とかそういうんじゃなくて。
んで続いて下書き。

SAIでやるときは線画をラフ→下書き→清書(パーツ分け)の3段階でやってます。
Painterやアナログのときはパーツ分けしてないんでつまりここが事実上の清書。
んで手順は、ラフの透明度を30%くらいに落としてレイヤー重ねて適当に線を選んでいくってカンジ。
ここら辺は半分作業です。
ズームは基本的に100%で、長い線のときは縮小、細かいところはちょっと拡大する程度。
キャンバスサイズによっても違って来るケド、普段は1024×768なんで大体こんなカンジ。
下書きが済んだところでラフを非表示にして確認。

ラフのぼやけた線で目立たなかった粗がちらほら。
アナログペン入れで消しゴムかけた時のショックはいつまでも付きまとうなぁ。
幸いデジタルならここで修正効くのでちょこちょこ手直し。
今回はどうせこの後でパーツ分けの清書するし、そこで直せばいいかってことで放置しました。
んでパーツ分け。

分ける基準は、基本的に線をどの色にするか。
つまり色分けの為のパーツ分け。
色々やり方試してたんだケド、パーツ毎にレイヤーを作ってそこに描いていくのが一番性に合いました。
まるで図面のような描き方だ。
ラフ→下書きと同じように、下書きの透明度を下げてなぞっていくように描きます。
ここはもう完全に作業。

目、瞳、顔、髪、アクセ・・・とレイヤー作っては線なぞるの繰り返し。
あ、書き忘れてた。使用ツールは鉛筆で不透明度100%です。
線画関係は全部鉛筆ツール。
気をつけてるのは、パーツ同士の境界部分でちゃんと線をくっつけること。
途切れてたりすると後で妙に目立つもんで。
ワザと線を交差させて、不要な部分を削るようにしてやってます。
んでここでよくやらかすのが、削る為にアクティブレイヤー変更してて、そのままそのレイヤーに描いてること。
以前は泣きながらレイヤー削除して描き直してました。
最近、範囲選択して切り取ればダメージは最小限に抑えられることを覚えたよ。

といったカンジでパーツ分け完了。
僕の場合、元々そんなに描き込まないってゆーかやろうと思えば一発描き出来ちゃう程度の絵柄なので
線画に解説するイミあったんだろかって気が今さらしないでもありませんがそれはそれで。
てゆーか今気付いたケド珍しく右向き描いてたんだな。
ナチュラルに描き出してたせいで全然気づいてなかった。
この感覚ならひょっとして・・・と思って左右反転したら以下略。
やっぱり反転禁止。
それでは続いて着色に移ります。
着色編。
線画の下に肌用のレイヤーを作ってだばぁ。

使用ツールは鉛筆で不透明度100%。思いっきりブラシを太くしてだばぁ。
これは下の色が透けないようにするための処理です。
この上に影やらどんどん重ね塗りしていって曲面や凹凸を出していくってカンジで。
ちなみに僕は影用のレイヤーを別に作ったりせず、肌なら肌で基本的にレイヤー一枚で済ませてます。
元々コピックで塗ってたやり方をそのまんま適用させてるようなもんだし、
あとレイヤー多くなるとワケが分かんなくなってくるし。
んで少し色を濃い目にというか彩度を上げて色相をちょっとだけ赤寄りにして影。

まず第一段階。ここからはエアブラシツールで不透明度は約50%くらい。
先にも書いたように、レイヤーはベースと同じレイヤーでそのまま塗っていきます。
影って言うよりは立体感を出すようなカンジかなぁ。
この段階では塗る前にまず光源の場所を決めておく必要があるんですが、惰性で左側にしてしまった。

影第一段階。どの辺が濃くてどの辺が明るいか、ある程度のイメージが掴めればってカンジに。
ところどころ妙に濃くなってたりムラが出来てたりブラシの跡がくっきりしてても放置。
どうせあとで手直ししていくし。
続いてさらに彩度を上げて赤寄りにしてもっと濃い部分に。

影第2段階。基本的に色は3階調で済ませてます。
場合によっては、さらに濃くする場合もあるケドそれは最後の調整段階で。
通常はこれをベースに間の諧調を埋めていきます。

階調の境界埋め。
彩度、色相を影第一段階とベースの間くらいにしてムラになってるトコとか濃くなったトコとか潰していきます。
この辺はもう完全に感覚。
さかさかと細かく色を調整しては気になるトコに置いていっての繰り返し。

境界埋めその2ってゆーか影の部分強調ってゆーか肌塗り一旦完了のターン。
影の部分を濃くしたり細かい部分に手を加えたりといろいろ。
結構強めに塗ってるように見えるかもしれませんが、髪とか塗るとあまり目立たなくなります。
最初に塗ってたベース色の部分なんて白く見えてるし。
色調は近くの色次第でずいぶんと違って見えてくるってのが分かってくれれば何より。
んで一旦塗りあがったトコではみ出した部分の削り。

下にレイヤーを敷いて、バケツで一気にだばぁ。
これでどこまで色が広がってるか一目で分かるので、はみ出している部分を消していきます。

上に髪や服が乗るところは見えなくなるので放置。
今回はアゴから首の辺りと左手周りを削ったぐらいですね。
肌はあまり削るトコないほうが多いです。
全裸だとそりゃもお色々と削りまくりですが。
といったところで肌塗り完了。
次は髪に入ります。
でわいよいよクライマックス。メインディッシュの髪の毛塗り。
肌の上にレイヤーを置いて濃度100%の鉛筆でざっくりと。

肌ではみ出した部分はこのようにして髪の下に隠れることになります。
髪がはみ出たトコは最後に削るってことで。
んでツールを筆に変えて濃度100%で、ちょっとだけ彩度を上げて影付けってゆーか立体出しに。


塗り方はマンガの髪ツヤベタと全く一緒。
とん・つー・すーってカンジに抜きを意識して塗っていきます。
ちなみに筆ツールを使ってる理由は、下地の色と混ざるから。
つまり、ボカシが効くのでこの時点ではブラシの形がモロに出ても気にせず、
どの辺がハイライト部分になるか、それだけを意識して塗っていきます。

ざっと形が取れたら少し色を濃くして次の段階を。
塗る範囲をだんだん狭めていきます。

さらに少し色を濃くして次の段階に。
この時点では結構ブラシの形がくっきり出ちゃってます。

とゆーワケで均し。
色を薄めにしてサイズを大きくして、弱い筆圧でさっさっとならし。
均す方向は同様に髪の流れに沿って。
下地の色を拾いながら均していくので、これでなだらかなグラデーションが出ることになります。

ならしたところで改めて濃くしたい部分に塗りこみ。
基本的に髪の毛はこの過程の繰り返しです。
気が済むまで。




というワケでどうにか気が済みました。
ちなみに色の階調についてですが、薄く→濃くは、彩度低→高、色相紫→青、明度明→暗で調整してます。
色相調整だけでも濃い、暗いって感じが出せるのでここは色々と実験中。
んで、気が済んだところで肌と同様にはみ出す部分の削り。

削る部分が分かりやすいように、例の全面緑レイヤーオン。
かがみの場合、前髪、肩にかかる髪、背中に流れる髪と3つのレイヤーに分けた方がいいんですが、
最近はめんどくさいんで一番上のレイヤーに置いてしまうことにして、髪の周りは全部削ってます。

実はここで削りきれてない、かすかに残っちゃうトコがちらほら出てるんですが、
そこら辺は気付いたときに削ればいいってことで微調整。
少しくらい削りすぎても、細いブラシでちょんちょんと直していきゃいいや、と。

ところどころ補修を済ませて髪の毛塗り完了。
このままだとちょっと落ち着かなかったのでそのままリボンに入ります。

髪レイヤーの下、肌レイヤーの上にリボンレイヤー作成して、同様に濃度100%鉛筆。
髪の毛は浮いて、肌の上にはリボン用の灰色が乗っかってるような状態になります。
単なる一枚絵ならこの辺は最終的にまとまればどうでもいいトコなんですが、
差分を作ったり服が透けるとかいった厄介なギミックをやる場合にはレイヤーの順番が非常に重要。
線画の段階で、どのレイヤーの上には何が来るのか考えておく必要があります。
それはさておきリボン塗り続き。

基本的には肌や影と一緒。
薄い色を下地に敷いて、その上から少しずつ濃い色を乗せていって、ならしてまた塗って。

大体の形が出来たところで、細かい影とかを塗りこんで・・・てゆーか結構大雑把。
布地はシワを出す為にワザとムラを出すように塗ったりもするってゆーか
あーちょっとこのムラ目立つなぁ、んじゃ周りからちょっとづつ塗って・・・よしシワっぽくなったこれでいいや。
とかゆーいい加減なこともよくやってるので詳しく説明するとボロが出る。
とりあへず塗れたところで例によってはみだし部分の削り。

これであとは、服やネクタイ、小物に目ってトコかな。
しかし服の色をどうしようかあまり考えてなかったのでちょっと考えてきます。
服。まず肌の上に服レイヤーを作成。
薄い色で塗ることにしたので、緑バックを生かしたまま範囲的に下地だらー。

基本的には肌や髪の毛と一緒なんですが、服はそれよりもっと大雑把に。
服を見せるのが目的なら丁寧にやるべきなんだろうケド、そこまで重要じゃないし。

下地の色よりちょっとだけ濃い色、次いではっきり分かるくらいの濃い色で大体の影位置にぺたぺた。
それをずるるーっとぼかすように伸ばして行きます。

伸ばしすぎてのっぺりしてきたので再度影やシワの部分を濃い色で塗りこみ。

くっきりしたのを残したい部分、やっぱりぼかしたい部分で微調整。

要するに、のっぺりー→くっきりー→のっぺりー→くっきりーを繰り返しながらちょこちょこと。
ここら辺は髪の場合もそうなんだケド最初からイメージ掴めていれば何度も繰り返す必要ないのかもしれません。
でもこれはこれで塗ってて楽しいからいいや。
ああん、またやりすぎたとか無駄に。

とりあへず気が済んだところでこの際だから服に模様を入れることにして、服の上に模様レイヤー作成。

模様や柄はその時の気分ってゆーかやるモノによって使うツールは様々。
Painterだとここで色々遊べるんだけど、SAIはその辺充実してないので選択肢はそれほどありません。
でもテクスチャに髪の質感、あと鉛筆、エアブラシ、筆、それからレイヤーを乗算にするかどうかでも色々出来るし。
アレ欲しいなーと思うことはよくあるケド、なきゃないでどうにでもなるです。
今回は単純なラインなので上から濃度100%の鉛筆でさっさかさと。
気持ち、塗った服のシワに合わせながら模様を入れていきます。
コツは端っこから描いていくんじゃなくて、まず中心に引いてそこから広げていくってカンジなんだケド、
これもモノによってバラバラだなぁ。

説明不要。例の削り。

ネクタイ。今回はパーツ少ないので楽なもんですが、レイヤーが増えてくると、あれこのレイヤーどっちだっけとか
収拾が付かなくなってきます。
ちゃんと名前付けてるんだケド、その、どっちが上に来てるかとか色々と。

もうこの辺は説明するまでもなくってゆーか以下同文。


ペン。手と重なる部分は手に隠れる形になってるので肌レイヤーの下に。



特に時間掛けるようなとこでもないのでささっと上げてようやく目に。
とはいえ、目は最後に塗ると決めてるだけでそんなに手間は掛けてないんデスが。

肌レイヤーの上に目レイヤー。ここでエアブラシの濃度を100%にアップ。
色は純白で白目部分をぺったりと。

薄青で、えーっと何つったらいいんだろとにかく白目の上方にさっさか。
ここは儀式のようなものです。
目の下地が出来たところで、瞳入れ。
目の上に瞳レイヤーを作成して、そのままの勢いで塗りこみ開始。




瞳の部分だけ切り抜いて置けばよかったと気付いた時にはもう手遅れ。
分かりにくくてすんません。
とにかく気を取り直して目に光を入れることにします。

レイヤーは、線画で目と瞳の間にハイライトレイヤーを設置。
そしてエアブラシを使用することにより、瞳の輪郭の上から光を入れるって寸法。
さて、ここで時間を戻します。
服やネクタイの塗りの時点で、光源方向間違えてたー。
どうしようか悩んでたらうっかりセーブしないでファイル閉じちゃったー。
すんません、すぐに塗りなおしますから、ええもお超特急で。
というワケで塗り直したものがこちらです。

手順は変わってないのであまり気にしないで下さい。
さすがにまた途中保存していくのは勘弁してくださいよママン。
とにかく塗りが終わったところで色補正。
全体のバランスを見ながら、色相・彩度・明度をレイヤーごとに調整。

つまり、最後にまとめて色調整したいから、影を同じレイヤー上に塗っている、と。
そういうことにしておこうじゃないか。
決して、影を別レイヤーにして塗る方法がさっぱり見当つかなかったからじゃないんだからね。
で、線画の色付け。

基本的に、ちゃんと線画が見えつつ、変に浮き出ないようなくらいに。
まず色相を合わせて、次に彩度と明度を微調整ってトコか。
この過程をスムーズにやるために、パーツ毎に線画レイヤーを分けていたワケです。
ちなみにこの時点になってようやく、違うレイヤーに線描いてたーってのが発覚した場合、死にます。
何故か線の色をちゃんと拾ったつもりでも違う色になってるしー。
どうしようもなかった場合は、レイヤー丸ごと描き直し。
で、線画の調整が済んだらバックをてきとーに片付けて完了。

というワケでどうにか仕上がりました。
大変長々とお付き合いくださり、ありがとうございます。
てゆーか長すぎ、どうすんだこれ。
ちょっとやりすぎた気がするので反省します。
大丈夫、しばらくはやろうとも思わないハズだから。